カテゴリー「心の旅路」の30件の投稿

2015.09.28

『職業としての小説家』

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『職業としての小説家』 村上春樹

待ってました。この一冊。

過去に掲載されたものと書き下ろしを、『職業としての小説家』 としてまとめた1冊。

帯には自伝的エッセイとあります。

第1回 「小説家は寛容な人種なのか」

途中、何度もうなずき、頬が緩んでいく自分に気づきます。

最後の村上さんのひとこと。

リングにようこそ。

気づくと、

左の手のひらを、そのページの上にのせ(27ページ!)、

そこに書かれた文章の、言葉のエネルギーを受け取ろうとするように、

ゆっくりと手のひらですりすりとなでていました。

笑みで緩んだ表情のまま、

深い呼吸で肩が大きく上がり、それが意を決したように体からでていく。

瞼がじわっと熱くなり、ハートがやわらかくなる。

私にとって村上さんの言葉は、

初めて手にした時から今の今まで、変わらないものがあります。

しごくまっとうで、果てしなくまっすぐ。

そして何よりも私の心をつかんでやまないのは、

常に、深い愛を感じるってことです。

その愛は尊重し合うことが大前提にあります。どちらかが強者ではありません。

ぶれない芯と深い愛。

そのまっさらな、まっすぐな純粋さに、私は信頼を寄せています。

※団塊の世代の方をつかまえて、愛とか純粋とかって思います?

   まあ、読めばわかります。

「まっさらな純粋さ」を大切に守りたい。

まるでそれが、自分の化身かなにかのように。

まるでそれが、自分の奥深くに降りて自分自身と繋がるかのように。

腹をくくって、同時に気負いなくそうしている。

自分のらしさやくせ、個性から目を背けずそこに光をあて生かし、

スペースとともに、強く、しぶとく、ひたむきに続けていくあり方に胸を打たれます。

そのためか、村上さんの文章を読むと、

何とも言えない安堵感と幸せが、じわじわと体にしみこんでいきます。

「それでいいんだ」って、

背中に優しく、温かい手のひらをのせてもらっているかのように感じるのです。

そういうやりとりがしたい。

そういうクラスがしたい。

そういうワークショップや養成講座がしたい。

それでいいんだって。自分とつながりやってごらんって。

自分にも、心ある関わる人にもそう伝えたい。

自分の日々の体験を通して、

また、なんらかのチャンスによって私に与えられたささやかなギフトを受け取り、

生かしていきたい。

私はずっと、そう思っています。

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2012.04.28

人生に大事なことって?

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「そうだ、村上さんに聞いてみよう」

私はハルキスト(村上春樹ファン♡)なのですが、

ふと今朝仕事に行く前に、この本をバックにいれました。

世界中のハルキストからの、さまざな質問に答えていく、相当興味深い一冊。

イラストはおなじみの安西水丸氏。

この人、大丈夫だろうか?と心配になるくらいアホなものもいっぱいあり、

ハルキストには、彼の人間味に触れるまたとないチャンス!

「愛し愛されることは人生で大切か?」という質問に…

「僕にはよくわからないのですが、

もし人を愛したり、人に愛されたりすることが、

人生にとって大事なことでないのだとしたら、

「人生にとって大事なこと」っていったい何でしょうね?

僕にはちょっと想像できません。

ドストエフスキーは「人生における地獄とは、人を愛せないことだ」と書いてますが、

そして基本的には僕もそう感じているのですが、

ドフトエフスキーと僕は間違っているのでしょうか。」

ドフトエフスキーとムラカミさんと、そして私も間違っているのでしょうか?

ふふふ。

ムラカミさんって、ホント、素敵って思う♡

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2012.01.05

お年玉本 2012

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お正月本

毎年、姪っ子にはお年玉の変わりに、お年玉本をプレゼントしてます。

今年は、この2冊。

『ミリー・モリー・マンデのお話』 ジョイス・L. ブリスリー作

『わっしょい のはらうた』 絵・作ともに工藤直子

毎年、今の姪っ子には、一体どんなのがいいのかと悩みますが、

今年は、幼稚園の先生をしている友人が、教文館を薦めてくれました。

いろいろとお店の人が相談にのってくれるよ!とのこと。

「工藤直子さんの本は、小学生なら、おそらくかなりの割合で知ってると思います。

楽しい言葉遊びですよ。今、展示会もしていてサイン本もあります」。

姪っ子は包みを開けるなり、「あ、知ってる!」

「書いた人のサインつきだよ」というと、嬉しそう。

それはよかったhappy01

もう一冊は、『ミリー・モリー・マンデのお話』。

主人公の女の子はミリー・モリー・マンデ。

物語を彩るのは、おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、ママ、そしておじさんとおばさんも。

「ゆっちゃんがミリー・モリー・マンデで、あ、じゃあ、このおばさん役はねえね(私)じゃない?

おじさんができるといいよねー」とか言う。はは。

日々の新しく出会う出来事を、まっすぐな心で、わくわく体験していく、女の子のお話です。

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読んであげても、

姪っ子が一人で読んでも、

また、私たちに読んで聞かせてくれても、

なかなかいい雰囲気になり、

姪っ子も妹(ママ)も私も、この本が大好きになりました!

こんな風にして、今を楽しみ、積み重ね、大人になっていくんだなあ。

今年も健やかであれ!

そう願っています。

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2011.11.19

HAYABUSA

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HAYABUSA

雨の中、クリパルティーチャー仲間のごうちゃんと、

プラネタリウムへ、HAYABUSAを観にいってきました!

スタジオが下北沢に引越してからめったに降りなくなった、久々の渋谷。

ホントは、都会の中の森を散策するとこでしたが、この雨じゃ…。

映画かプラネタリウムにしよう!

その場でごうちゃんが電話すると、

「えりこさん、大変です。14時半からHAYABUSAで、まだチケットあるそうです!」

「うわあ、行こう!」

一年前くらいから、ふたりとも気になっていたHAYABUSA。

やっと来ました。

2003年、日本初の小惑星探査機HAYABUSAは、

46億年前の太陽系誕生時の記憶が残る小惑星イトカワへ、岩石採取へと旅立つ。

それは、20億kmという想像を絶する長い道のり。

宇宙を旅するHAYABUSAとエールを送る地球船に乗る人々。

そこで広がる、果てしなく、壮大なロマン。

やっと出会ったイトカワの形が、なんともいえなく愛嬌あり!

私がHAYABUSAだったら、「きゃーheart02」と言っちゃいそう。

そのイトカワに、あと少しで着陸、

「戻っておいで!」と思った瞬間、バランスを崩すHAYABUSA。

それでも懸命に立て直そうとする、その健気なHAYABUSAの姿に、

涙を止めることはできなかった。

ほろほろと頬を涙がつたっていきます。

しばらくすると、地球との交信も途絶え…。

「ああ、もうダメなのか」

辺りを埋め尽くす不安、挫折、孤独、

そして、広がるサイレンス。

「ああ、やっぱりもうダメなのか」

宇宙の闇で過ごした一年半後、奇跡的にHAYABUSAと地球との交信が再開する。

おお!

HAYABUSAの小さな脈を感じるように、

静かに、とても慎重に、HAYABUSAは進路を探り始める。

よかった!

また、涙。

HAYABUSAはロボットじゃない。まるで、血の通った生き物だ。

観ていて、体が少し熱くなる。

HAYABUSAのエネルギーが、私の体に熱を呼び起こす。

上映の50分の間、

HAYABUSAになったり、地球人になったり、どちらも体験している自分がいた。

地道で懸命であり、ダイナミックかつ繊細、愛嬌があり、そして、力強い。

気づくと、そこで繰り広げられるリアルなエネルギーに魅了されていた。

実際、サイエンスの話にも関わらず、

僕たち(地球)と君(HAYABUSA)は、

心でつながっているんだというナレーションあり。

心に響く瞬間が盛りだくさん。

私のhighly recommendです。

全国のプラネタリウムで上映中。

その余韻を抱きながら…

これまた久々のDaylight Kitchen

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米粉マフィンとごうちゃん

ゆっくり話すのは夏ぶりのごうちゃん。

いろいろと積もる話をしました。

このやりとりが、超クリパルティーチャーの大切な証。

いいことだけでつながらない、大切な友人であり、仲間でもあります。

いつも、ありがとう。

20年後、こんな一日を思い出すのだろうか。

人生は思い出でできている。

ひとつ、ひとつ、丁寧に積み重ねていこう。

HAYABUSAがやり遂げたように。

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2011.08.15

「結局人生は思い出でできている」

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『30代、40代にしておきたい17のこと』

YTTのアシスタントに入り、久々にクリパルティーチャーの仲間に会った時、

話題になったのが、この本。

ベストセラーになっているので、本屋で目にされた方も多いかと思います。

憲さんが貸してくれた『30代~』を読み進め、そのまま本屋で『40代~』も購入しました。

ランチの時間と帰りの電車でサラッと読めてしまいますが、

「今の自分はどう?どこにいる?」

自然と問いかける自分に気づきます。

「20代の自分が、今の自分になんていうか?」なんてのもあります。

私はひとこと、「よかったじゃん!」。

あの時だって悪くなかった。

でも今は、もっと、もっと、私が私を楽しみ、自分らしく歩んでいるのを感じます。

他者との関係性がスムースに、豊かになり、一緒にわくわくする人たちも増えています。

「よかったじゃん!」

そう言えたことに、またわくわくします。

『40代~』を読んでいて、何箇所かでじーんとくるとこがありました。

「え?このタイプの本で?」

そうです。

「晩年、人生を振り返ったとき、結局人生は思い出でできていることがわかります」。

胸をつく溢れくる感情を受け止めるかのように、目は涙でいっぱいになっていました。

そうなんだよね。

最初に思い出したのは、

私がとても信頼し、愛されていると感じていた伯母のお見舞いへ、

何度も何度も足を運んだこと。

あの時、私は20代後半だった。

残り少ない命の灯火を灯す伯母との物語を作るのに、私は本当に懸命だった。

同じ世界を共有する証でもあるような夕日をいっぱいに浴びながら、

タクシーに乗る私が見えなくなるまで、

じっと視線を向け、小さく手を振ってくれた大好きだった伯母。

彼女の優しさと強さは、「手を振る」という、ひとつの動作にまでも現れていた。

命が絶えた後も、

私の心を揺さぶり、しっかり歩いていこうと思わせてくれる大切な思い出です。

先日、15年ぶりに再会した心の友、とこちゃんとの時間。

離れてた時間を取り戻すかのように、ただただ一緒にいることを楽しんだ。

その存在に勇気をもらい、

今もなお、すぐに隣に彼女のエネルギーを感じるくらい、

とても豊かな関係性が育まれ続けている。

アメリカでの500Hでの新しい友人たちと、200Hの友達と、仲良しのKelli。

そこでの体験、信頼。

日本でのYoga of lifeでの仲間たちと、YTTアシスタントへのチャレンジ。

喜び、悲しみ、嬉しさ、悔しさ。

自由と自立。

そして、春先から体調のすぐれない母とのやりとり。

こんなに分かり合えるなんて、思いもしなかった。

ずっと文化の違う人だと思ってた。

でもそれでも、私が母を選んでここにきたんだと思っていた。

それだけじゃなかった。

すべて思い出されるのは、深くつながった体験です。

自分とつながり、他者とつながる体験。

これが、私の思い出なんだ。

「結局人生は思い出でできている」。

そして最後にもうひとつ。

「不思議ですが、人生は、よくなるようにできているのです」。

物事をどう受け取り、何を選択していくのかは、自分次第。

残された限りある人生も、大切な人たちと今を紡いでいこう、

そう思っています。

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2011.06.27

ワシントンナショナルギャラリー

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ワシントンナショナルギャラリー

ワシントンから、印象派の絵たちがやってきている。

最近、ニュースで紹介されたり、テレビ番組で特集されたりと話題になっています。

私は、DCにひとり住む友人を思いながら、

「こんな街に住んでるんだ」

「あの道は歩いたりしてるのかな」

「元気にしてるかな」

なんて思いを巡らす。

少し過ごしやすい曇り空の下、

六本木からミッドタウンを横に、国立新美術館へ。

入り口を入ると、緑がいっぱいの絵が目に飛び込んでくる。

『うなぎを獲る人々』

ジャン=バティスト=カミーユ・コロー

川にうつる光が、

木々に当たる太陽の熱が、

緑の冷たさが、

仰ぐと向こうに見える空が、

そこでの生活のひとこまが、

なんともいえず、ため息がでるほど、美しい。

いつまでも、いつまでも、そこに留まっていたくなりました。

人生を通して、記憶に残る絵がいくつかあります。

その一枚になったようです。

次にこの絵に出会ったら、今、私が感じていることを思い出すんだろうか。

思い出すんだろうな。

その時まで、自分の変化を楽しみたいと思います。

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2011.06.25

銀河鉄道の夜

むかーしむかし、

渋谷の東横線側のバスターミナルの方に、プラネタリウムがあったのをご存知ですか?

同じビルに映画館もあったりしたので、

「きゃー、デートに行ったかもheart02」と、懐かしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私にとって、プラネタリウムとか図書館は、自分の生活圏内にあると嬉しい施設たち。

と思っていたら…

昨年11月、

渋谷の桜ヶ丘の坂を登ったとこ、

インフォスタワーとセルリアンの真ん中辺りに、プラネタリウムが誕生!

コスモプラネタリウム渋谷

ずっと、行きたい、行こうと思い続け、やっと行ってきました。

銀河鉄道の夜

友人からのオススメはHAYABUSAでしたが、時間が違い、

「じゃあ、観てみよう」と、平日昼間のプラネタリウムに入ると、

思いがけなく、半分、ぎっしり埋まってる。

そうなのかと思いつつ、

「見やすいですよ」といわれた奥に、やっと一席空きをみつけ、

真夏の太陽を浴び、火照った体を椅子にうずめました。

はああ。

silence.

プラネタリウム独特の、少し「つん」とした冷たい空気を感じます。

まもなく夏の星座の紹介の後、『銀河鉄道の夜』がスタート。

…ふと気づくと、完全に、心を奪われてました。

「宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読みなおそう」と、心に誓っていました。

とにかく映像が美しく、滑らかで幻想的。

深い広がりと奥行き、暖かさ、圧倒的な愛を感じます。

暗く畏怖を感じるような場面でさえも、どーんと存在する愛。

最後、列車から体も意識も離れ、空を優雅に舞うようなシーンが続くのですが、

かなり私は惹きこまれ、

まるで、本当に、空を優雅に飛んでいるかのよう。

「ああ、足が地面から離れちゃう…。体が軽い。

列車が離れていく、小さくなっていく。と

ああ、視野が広がる~。夢で空を飛んだ時、こんなだった~!」

「ええ~、でも、飛び慣れてないよ、え、でも大丈夫?飛んでる?」

心の中で、ひとり言がとまりませんでした。

さらに、宮沢賢治の日本語が、

あの時代の日本語が、ひっかりながらも愛おしく、

体に染み渡っていくのを、大事に、時間をかけて噛み締めていました。

作品の随所に、作り手の愛をも感じる『銀河鉄道の夜』。

この手のクリエイターや宮沢賢治ファン、天体に詳しい方々は、

また違ったことを感じるんでしょうね。

聞いてみたい気がします。

私、とっても、感激しましたheart02

Photo

早速、BOOKOFFで購入

姪っ子に、

清川あさみさんの、美しい『銀河鉄道の夜』をプレゼントしたのを思い出しました。

今度、見せてもらおう。

今、命あるものが朽ち、

ずっと先の、新しい時代になっても、その世界でも、

つながっていく物語なんだろうな。

そのエネルギーって、すごいです。

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2011.04.24

100,000年後の安全

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100,000年後の安全

母の日企画♪母と子のふたりヨガの打合せ前に、

クリパルティーチャーのはるちゃんを誘って観に行ってきました。

地震による原子力発電への関心の高まりにより、公開が早まったということです。

放射性廃棄物の危険が無くなるのは、

100万年後という、想像を絶するほど、遠い先にある。

その過程を生きる、ずっと未来を生きる地球人たちに、

どのようにして、その危険を伝えたらいいのか。

言葉は通じるのか。

今よりも進化した世界なのか、そうじゃないのか。

まったく異なる価値観を持つ世界なのか。

宇宙的に見れば、短い歴史しかもたない私たち地球人には、

あまりにも果てしなく遠くにある未来。

どうしたら届くのか、懸命に思案する。

原発がない世界があること。

未来には、あるのかもしれない。

たとえそうだとしても、

今私たちが、すでに生み出してしまった放射性廃棄物の処理には、

途方もない、エネルギーが必要となる。

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地上に戻って、我々より良い世界を作ってほしい。

幸運を。

今ここに存在する世界だって、より良いものにしたい。

シンプルに、そう思う。

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2010.12.29

ドガ展 2011

横浜美術館で開催中の「ドガ展」に行ってきました。

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姪とエトワール

どっちも星☆です。

以前、絵を描く生徒さんが、本物の絵を目の当たりにすると、

「ああ、この色出してみたい!って思うんです」って、おっしゃっていました。

私は子供の頃から特に絵を描くのに興味がなく、

そんなこと、まったく、思ったこともなかったので、

そんな感覚あるんだと、その時、ずいぶん驚きました。

ただ、歌を聴いてあんな風に歌ってみたいっていうのはあったので、

ああ、なるほどと納得した訳です。

姪のママである妹に話すと、

「確かにピピっと心に響くと、すぐにやってみてるよ」とのこと。

そこで!

絵を描くのが好きな姪っ子を、

いろんなタイプの絵に触れさせるチャンスを作りたいねと常々話していて、

やっと実現。

「うわあ、きれい」

「パステルの色ってきれいだね」

「どうやったら、あの光を描けるんだろう」

きらっとした笑顔が溢れます。

「おうちに帰ったらやってみる?」

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「目が見えなくなったドガさんが、

代わりに手を使って、その感覚を頼りに彫刻を始めたんだって」と伝えると、

ピクっと動く姪。

「そうか」といった表情を浮かべていました。

帰りの電車の中で、

「ねんどでひとをつくるよ。おんなの人。ふたりかも」。

ですって。

美術展に併設されているshopもいつも大好きで、

そこでも、さまざまなイマジネーションが沸いていたよう。

何やら、やりたいことが溢れているようでした。

何が好きなことが、追求したいことが、

自分の生活に、人生にひとつあるということはとても幸せなことです。

例えそこから悩みや困難が生まれようとも。

そして、その過程こそが、何よりも豊かな体験。

豊かな人生を、自分をたっぷり満喫してねと、心から願うのです。

いつからだって遅くない。

私も、今生でみつけた使命を全うしようと心に誓うのです。

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2010.12.26

玄牝 げんぴん

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『玄牝』

自然分娩で有名な吉村先生を取巻くお産の場が、この映画の舞台。

出産に向かう女性たちのリアルな思いや感情が、

ドキュメンタリーで描かれています。

1人目の出産で涙が溢れるほどつらい体験をし、

子どもをかわいいと思えず苦しい思いをした女性、

子どもの頃から「出産は怖い」と感じていたとこからの感情の変化を

嬉しそうに語る女性、

それらの感情に静かに寄り添い、分かち合うパートナー、

中にはパートナーが行方不明になった女性もいらっしゃいました。

また、印象的なこんなシーン。

有意義な仕事をしている仕事人が、同じように豊かな家庭人とは限らないこと。

過去の体験が今のなお心の中で生き続け、

苦しみながらもそこに留まり、その気持ちを本人に伝える人、

それに気づかされ、受け入れられず抵抗しながらも、

一生懸命に生き続けるしかない人。

ドキュメンタリーなので、本当にリアルです。

観た後、ほっとしたり、同時にすっきりしなかったり・・・。

「いいわるい」

これで済まされない感情が湧きあがってくることこそが、リアル。

それでも、

「私、出産する」。

そう思わせる映画でした。

ご覧になった方はピンとくると思いますが、

クリパルヨガの女神のポーズは、出産準備に本気でよさそうですね。

ふふふ。

渋谷ユーロスペースで、1月7日(金)までshine

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