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2017.12.29

心待ちの第九

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『第九』

ここ数年、20代の時のように、年末の第九を心待ちにしております。

指揮者は大好きな小林研一郎。

合唱はやっぱり武蔵野合唱団。

今年は去年に引き続き、東京芸術劇場へ。

小林先生は喜寿(77歳)を迎えられたそうですが、

精力的に活動されているスケジュールを拝見して、感動します。

春の演奏会には、天皇皇后両陛下もご臨席されたそうです。

今まで何百回と振ってこられただろう『第九』も、

まっさらな気持ちで、丁寧に、そしてパワフルに進んでいきます。

タクトが空で静止する、音が響く前の緊迫感ある場面では、

会場中が息をのみひとつに。

惹き込まれます。

合唱が入ってくると、

「もっと遠くに、ホールの一番遠くでまで届けるんだ!」というかのように、

実際に小林先生も、会場に向けて4分の3くらい体を向けて、

指揮棒を振られます。

清らかな歓喜の歌声が、響きわたり、震えます。

演奏が終わると、

おっきな拍手といくつもの「ブラボー!!!!!」の声。

まずはそれを丁寧に受け取り、

次に、コンサートマスターやソリストを紹介し、拍手を送り、

さらに、他の演奏者も、合唱団もパートごとに、

丁寧に感謝をしながら紹介していかれます。

演奏者同士も称えあいます。

これが、とっても、あったかい。

私はこのひと時を一緒に味わうことが、

演奏だけでない、

小林先生のコンサートの魅力だと感じ、足を運んでいます。

至福の時です。

最後に。

マイクを通さずに挨拶される小林先生の

深く、豊かであたたかい声の響きに、

演奏会は完結するような感じさえ受けています。

外は冷たい風が吹き、そわそわした師走のエネルギーが、

より、あたたかく、ゆったりとしたハートを感じさせてくれました。

今年もあと少し。

丁寧に、歩こう。

そう思わせてくれる、素晴らしい演奏でした。

来年も、きっと。

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