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2017.10.08

写真展の記憶

Photo_3

peace

キンモクセイの香りに秋を感じる頃、写真展が終わりました。

私自身もたくさんのギフトをいただき、

お越しいただいた方には、心から感謝申し上げます。

今回の写真のほとんどは、

今年7月、久しぶりに訪れたポルトガルでのものでした。

そういえば、

フィルムカメラを使い始めたのも今年1月。

割といろいろと最近の出来事です。

そうして撮った写真から、

「 changing 」というテーマに沿って、8枚を並べ展示しました。

写真のサイズ、フレームの色、マット紙のスペースの置き方、作品のタイトル。

すべてが初めてでしたが、

本当はこうしたいというとこに、最終的には近づけることができました。

これなら自分の写真に責任がとれます。

生きた心地がしました。

ホントにホッとしました。

そうして始まった写真展。

その8枚の写真を眺めた後、

ある1枚で立ちどまり、じっと見つめ対話をするようにしている男性。

時折肩が大きく揺れ、

きっと何か感じていらっしゃるんだろうなと、そっと近づいてみる。

「とても観やすいですね。自分の物語が自由に広がっていくスペースがあります」

グループ展のふたりのテーマは「間」。

スペースがあるからこそ、起きていることを感じることができます。

日々の生活と同じように。

それはよかったconfident

写真のタイトルもよく話題になりました。

テーマに沿って私が感じるもの、

日本語や英語の音やリズムにフィットしたものをタイトルにしたのであって、

私の手を離れてしまえば、

それをどう感じようと、受け手のものです。

私にとっては、共感も、異なる感覚も聞かせていただくことは、

とても興味深く、ただただ、嬉しいの一言でした。

また、

心に触れるような体験も聞かせていただきました。

「 愁い 」というタイトルの写真を何度か観ているうちに、

子どもの頃のことが思い出されて涙する女性。

「さみしかったのかな・・」

そうつぶやきながらも、柔らかい笑みがこぼれ、

うんうんと何度も頷かれていました。

他の方からは、

心の中に潜んでいたやってみたかったことにチャレンジしてみようと

そんな思いが沸々とこみあげてきたと、

後でメッセージをいただいたりもしました。

私の写真が、

誰かを癒し、励まし、生活の潤いのきっかけになったのであれば、

こんなに嬉しいことはありません。

まるでヨガのクラスをしたみたいです。

当然といえば当然かもしれません。

写真はその人そのものです。

高校、専門学校、大学の友人、そして職場で知り合った仲良し、

私のことを長く、深く知る人たちからの第一声はおもしろいように同じでした。

「えりこっぽいね」

「くらちゃんって感じ」

「えりちゃんだね」

変わらないねー。

そして、一様に、嬉しそうににんまり。

テーマの「 changing 」では、

変わり続けることが世の常、そこで生きる私たちの心、生を表現しました。

だからこそ、変わらない軸、芯みたいなものが表現できたらいいなと。

感じてはいたけれど、意識はしていませんでした。

私はただ、

呼吸をするように、

心が動いた時にシャッターを押し、

かけがえのない私の真実を、まっさらな気持ちで切り取りました。

長いつきあいの友人たちには、

私の軸のようなもの、「変わらないもの」を見いだしやすかったのかもしれません。

さらに、写真を展示して気づいたのですが、

私は自分の写真が、

他者にどう思われるか(一般的に言われる評価的なこと)にはほとんど興味がなく、

(自分で撮った写真がかなり好きにも関わらず)

受け手がどんな風に感じ、そこで何が起きているのか、

そこに興味があるということでした。

思えば、これもヨガと同じです。

ヨガのクラスやプログラムの意図は明確だけど、

どう感じるか、どう活かしていくのかは生徒次第。

※私が生徒の立場でも同様に。

写真展の意図ははっきりしているけれど、

どう感じ、味わうかは観る人次第。

どちらにも、感じ、味わうスペースが十分あり、

私の手を離れれば、主役は私ではないのです。

その主役でない私が、みなさんからいただいたギフトもとても多く、

私は私で、それをしっかりと受けとりたいと思います。

うんと味わい、

大切に両手に包み、育んでいきたいと思っています。

きっと、

今後のヨガの指導にも、人とのやりとりにも、生活にも、

力強く、活かされていくに違いありません。

自分で自分を楽しみにしたいと思います。

ありがとうございました。

今回お越しいただけなくとも、ご興味をもっていただいた方には、

ぜひ、またの機会に足を運んでいただけたら嬉しい限りです。

それでは。

どうぞ、素敵な秋をお過ごしくださいませ。

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