孤独と一体感と
初フルマラソンで、感激したこと。
30キロ過ぎてのきっついとこ、
ペースメーカー(1キロ○分と目安として走るランナー)の
「5時間来ましたー」と声が聞こえると、
辺り一面に、ザザザザザザザザと波が立ち、
(私も含め)周りのランナーの脚が思い出したかのように、
前に進む。
「しんどいとこですが、あと少し、頑張りましょう!」
女性のペースメーカーの励ます一言に、
「ハイ!」と力ある大人男子たちの振り絞るような声
(ランニングの男女比は圧倒的に男性が多い)。
それに、ジンときました。
いい大人が、
不特定多数に向かっての問いかけに、
声にだして返事をすることの少ない日本人が、
「そうだ、これは自分で選んでることなんだ」と、
しっかりと受け取り表現した瞬間でした。
孤独な走るという行為に、一体感が生まれた瞬間。
こうやって、決めたことに取り組むこと、やり遂げるんだという、
一期一会のひとり一人のプロセスに一緒にいられることが素晴らしかった。
私もそのひとりなんだと、自分を奮い立たせるエネルギーが湧いてきました。
孤独だけど、完全にひとりっきりではないのがフルマラソン。
抜きつ抜かれつ歩みを進めた人たちがいたからこそ、
私は脚を前に進めることができたんだ、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
割と涼しい顔してますが、脚全体が痛いです。
「ホンキでしんどかった・・、
もう走らなくていいんだ・・。終わった、嬉しい」
5時間24分、たっぷりかけてフィニッシュ!!
がんばったー。
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